ネットにも格差はある。

適当に。最近考えてることをレポートにする機会があったので。
簡単に言うと、「ネット格差」があるんじゃないのかって話です。
「インターネットはいろんな人と交流できるし、インターネットさえあれば生きていける」とか言える人はごく少数なんじゃないのかなぁと思ったりしています。

以下がそのレポートです。レポートといえるものじゃないし、9割僕の憶測でしか書いてないし、大した内容じゃない。

ただ、こうして残し続けることがインターネットを始めとするネットワークを生き一つの方法か何かなんだと思う。

【追記】このエントリが僕のなんかよりすごくきれいにまとまってる。



1.重要視されるネットワーク

 今日、私たちはネットワークの中で生きていると言っても過言ではない。いつでもアクセスできる携帯電話を持ち、インターネットを通して世界中と24時間、365日繋がることが可能だ。また、2011年の3月に起きた、東日本大震災を通して、ますます、人と人の絆を大切にする傾向が強くなっている。
 そうした「絆」や「繋がり」、そして「ネットワーク」の重要性を多くの人が認識している中、ネットワークの格差が誕生しているのではないかと私は考える。

2.ネットワークとは

 ここで言うネットワークとは、単にインターネットを指しているのではなく、現実社会での人との繋がりなども指している。インターネットに接続されていなくても、友人の知人や仕事を通して人を紹介してもらうことによって自分のネットワークに広がりをもたせることはインターネットが登場する以前にも起きていた。また、こうしたネットワークの重要性は「人脈」や「世渡り」などの言葉として社会に出ていく上で重要な要素であったことはインターネット登場以前も変わらない。インターネットの登場によってこれまで以上にネットワークの形成が容易になり、各個人ネットワークの形が可視化されることが、例えば友達の人数という数値で明示されるのではないかと考える。

3.ネットワークの格差

 こうした明示的にネットワークを表現されるようになると、誰とネットワークを形成するかという判断軸が、「どれだけ有名である=友達が多いか」という部分に置かれていくように思える。そういう判断軸が作られると、元々広くネットワークを持っている人間はそうではない人間に比べネットワークの広がり方に差が生まれ、「持っているモノはさらに持つ」という状況が作られるのではないかと考える。
 一方でネットワークを持っていない人間にとってネットワークの恩恵を受けることができなくなるのかというとそうではない。インターネットの世界においては、簡単に自分自身が発信基地となって様々な情報や意見を提供でき、多くの人の目に留まるため、現実世界よりもネットワークの形成が行い易いのではないかと考える。しかし、これは逆に言うとネットワークからの切断もインターネットでは容易に行われることを示している。また、
簡単に自分自身が情報発信できるということは、情報発信基地が無数に作られることを示し、いくら発信していようとも、受け手に届きにくい状態でもある。
 そうなっていくと、いかに受け手に届くようにするかに注視する動きが高まり、ネットワークの広がり方のような現象が情報発信の点でも起こりえることのではないかと考えている。無数にあるチャンネル一つ一つに私たちは接することはできないので、何かフィルターが必要になってくる。それが、著名人などの広いネットワークを持つ人に頼ってしまう傾向を生み出すのではないか。となると、より一層広いネットワークを持つ人を強固にする要因になるのではないか。こうした更なる格差の再生産が行われることがよりネットワークを持つ者の価値を強固にしているのではないかと考える。

4.ネットワークの格差をどう解消するか

 今後ますます、ネットワークを持っていることの価値が重要視される社会になるにあたり、ネットワークの中で自分は生活していることをより意識しなくてはいけないと考える。
先も述べたように、個人が多数の人にむけた情報発信ができるようになった時代であり、非常にネットワークの形成が容易であるのだから、情報発信は常にしていくべきだと私は考える。ただし、それと同時に私たちは常にネットワークの中の個人として存在しているのだから何を発信しないかも大切になってくる。
 しかし、こういった具体的な方法だけで格差が解消するとは思えない。

5.考察

 ネットワーク経済という言葉があるように、これからますますネットワークのあり方が重要視されていくと思われる。その中でこうしたネットワークの格差が存在するのであればネットワークの中心にいる人とネットワークを構成する人間という構造が生まれるのではないかと感じた。その格差をどう埋めていくか自分なりの明確な回答はないが、インターネットをはじめとした日常のネットワーク化は避けては通れないと感じているので、徹底的にそのネットワーク化を利用していく姿勢を持つことが大切なのだと思う。