ものづくり講座の運営Tipsのメモを公開します。

週末ものづくり講座の体験版の際に、 週末ものづくり講座の発起人である@yasulabさんから、 ものづくり講座運営のTipsを教えて頂いたので、 そのときにボクが書いたメモを公開します。

運営Tips

avoid mind reading 自分の考えで話さない。

  • 説明を聞いて、自身が感じた第一印象はまちがっているんだろうという仮定の下で話す。
  • 「僕は相手の話を理解をしていないものという前提で、自分の理解している範囲だと○○のようになるのでは」ということを考える。

  • その人がどんなものを作ろうととしていて、どんな思いで作ってるかを知ることが大事。⇨そこが土台となる。

  • 教える側は選択肢を提示するだけ。決定権は作る人が決める。べきだ論はやめておきましょう。意思決定の依存はなくすようにする。

  • アイデアやコンセプトには(基本的に)手をつけない。

動くものを作る

  • 作ったんですけどよく分かんないバグで動かないです。←ダメ

  • ダメかどうか基準は「動くかどうか」

  • 必要なときに必要なことを教える。

  • スピードは善。

受講してみた感想とか。

もし可能であれば「週末ものづくり講座を体験してみて僕はこう思った」とか「僕ならこうするな〜」的な @kimihito_ さんの意見が入ってると、とても嬉しいです。そういった意見があれば、フィードバックとして今後の参考にしたいと思います。 Twitter / yasulab: @kimihito_ もし可能であれば「週末ものづく ...

というリプライいただきましたので、簡単にではありますが、ボクの感想を少しとちょっと思ったところを書こうと思います。

端的に言いますと以下の2点です。

  • 仕組み的には確実に成長できる
  • ただし内部のメンバー同士で依存が成長の阻害になる。

このサイクルを回し続けたらすごい

週に1度というペースで、ちょっとヒィヒィするところもあるかもしれませんが、3ヶ月のリミットで間近の一週間ずっとブーストかけるよりも、こまめにスピードをあげた方が、長期的に見るとものすごい成長につながるんじゃないかと感じました。

いかに労力(というか特定の人への偏り?)を分散させるか

この素晴らしいサイクルは指導者がいなくとも受講生たちで回すことは可能で、お互いに切磋琢磨できるよい循環を生み出すと思います。が、万が一受講生の中で他のメンバーより"できる"人がいると、その人への負担が重くなるのではないかと思いました。

実際にレキサスアカデミーであったり、週末ものづくり講座を受講している(た)方からお話を聞くと、特定の受講生に頼ってしまうことが発生していたようです。

これはギークハウス沖縄でも起こっていることと感じていて、特にボクが依存する側なんですが、周囲の人間が自分より能力があるからこそ、どうしても頼ってしまい、自分の力で考えることをしなくなってしまうことがありました。

ちょうど今朝、この状態の話をギークハウス沖縄の住人たちとしていて、結論としては「分からないことは聞いてもいいけど、考えずに反射的に聞くのはやめよう。エラーが出たら、エラーコードを読んでみる、エラーをコピペしてググってみる、ライブラリを使ってるなら本家のドキュメントを読む、英語ならオンライン辞書で引く、それでもわからなかったら、『どこがわからないのかを伝えて』から聞こう」と、いうことになりました。

グループで切磋琢磨できるのが理想ですが、人は(というかボクは)、どうしてもラクしたい方に逃げてしまうので、そこら辺の取り組み方をどうしたらいいか考えることが必要かと思います。

その方法は上記であげたような、受け手側の意識を変えることなのかもしれないし、もしかすると、仕組みの中に対策を組み込む必要があるのかもしれません。

長々と(そして偉そうに)書いてしまいましたが、ものづくり講座のこの Tipsが今後とも広まっていけばと思います。